何回かに分けて投稿してきた今と昔の子育ての常識の違いですが、これで最後です。
今までのシリーズは下記です。
Part1:母乳とミルクに対する考え方は今と昔でこんなに違う!結局どっちがいいの?
Part2:赤ちゃんの離乳食に果汁はダメ!?ハチミツもダメ!今と昔の常識の違いとは
Part3:保育園で育った子はかわいそう!?なんでそんなこというの!!
最後のパートは病気の時についてです。
今と昔で病気の時のお世話の方法も大きく違ってきてるようです。
病気の時のお風呂について
基本的にお風呂は熱がある時は入れないで、汗をかいたら身体を拭いて着替える。が基本でした。
自宅にお風呂がない事もある時代なので、銭湯などに行って湯冷めしないように。と配慮した時代背景もあります。
現に私の自宅もお風呂がなく、4歳まで近所の銭湯通いでした。
今は赤ちゃんが元気な状態で、多少熱があっても自宅で入浴できるので、体調が回復に向かっているなら入浴させてOKです。
ただ高熱であったり、元気でなければ、シャワーだけや体を拭く程度にして無理に入浴しないほうがいいでしょう。
予防接種の時も昔は、打てば一日お風呂は入らない。と言われていました。
私の時代は小学校時代に学校で接種する事が多かったので、当日はさっとシャワーなどで、接種跡が濡れないように言われていました。
しかし、どうもこれには医学的根拠はなかったそうです・・・。
現在のワクチンは安全性も高いので、摂取後1時間もすれば普段通りで良いそうです。
お風呂も問題なく入って良いそうですが、接種後30分は医師や看護師の指示に従ってください。
息子は一回に4本くらい打ちましたが、当日入浴していました。
医学的にも変わってきているので、情報の更新って大事です!
タンコブ・擦り傷・感染症など
びっくりしましたが、頭を強く打ってタンコブが出来た場合昔は民間療法として「砂糖水」をつけると腫れが早く引くと言われていました。
もちろん…医学的根拠はありません。
親心ではありますが、今聞いてもピンとこないのが私の感想です。
なぜ・・砂糖水なのか・・・。
現代ではさほど痛がらなくても、時間が経ってから症状がでる場合があるので念の為小児科を受診するのが望ましいと言われています。
意識がない、傷がある場合は至急受診してください。
タンコブが出来たら、とりあず私は冷えピタで冷やしています。
頭を打った際、心配になって保健センターに電話して聞いたところ頭を強く打っても吐いたりしてない場合は冷やして、赤ちゃんの様子を見てください。と言われました。
吐いたらすぐ、病院へ行きましょう。と言われました。
軽い擦り傷の場合は、よく消毒液を吹きかけられていた記憶があります。
これは雑菌を除去するための応急処置ではあるのですが、消毒液によって傷を治す細胞まで流してしまうので、今はシンプルに水道水で洗い流すのがベストとされています。
洗い流した後に、湿潤療法対応のばんそうこうを貼るなどしましょう!
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昔は怪我をしたら赤チンキを塗られていました・・・。
時代の流れを感じてしまいます!
発熱について
感染症にかかり発熱した場合、動脈部分を冷やすというのが流行りました。
脇の下や太ももの付け根など大きな動脈部分です。
今でもそのような療法をとってる人は多いんじゃないかと思います。
小児科で脇に保冷材をあてるグッズが出ているくらいなので。(買いました)
しかし、動脈を冷やしても体内でウイルスと戦っている間は熱は下がらないそうです。
赤ちゃんが気持ちよさそうにしているなら、してあげるのもいい。という程度だそうです。
無理に冷やす必要はないそうです!
熱を下げるためではなく、ただのヒンヤリアイテムだと思います。
ちなみに解熱剤も使わない方がいいとされています。
発熱自体が、体の防御反応なので高熱が脳や生殖機能に影響を与えることはないそうです。
解熱剤自体が一時的に熱を下げる、症状を抑えるだけのものなので治療にはならないからです。
とはいえ、私は時として使う事があります。
あまりに高熱が続いて眠れず、赤ちゃん自身が辛そうな時は睡眠を取るために座薬を入れることがあります。
たくさん寝て、起きたらまた熱が出るので、あまり意味はありませんが
体を一時的に休める。という方法で使用する事が個人的ですがあります。
お医者さんからも熱が38.5分以上であれば解熱剤を飲むようにと言われました。
中耳炎問題
昔は中耳炎が慢性化していたようです。
鼓膜に穴が開いたままの人も多く、汚れた水が入って炎症を起こすことが多かったそうです。
驚きです・・・穴が開いていたら痛そうなのに。と素朴な疑問も止まりません。
なので水が耳に入ると中耳炎になる!が定説でした。
しかし、今はそういう事も少なくなり、多少耳に水が入っても健康な状態であれば問題ないそうです。
時間が経てば水も蒸発するので、必ず中耳炎になるという事もありません。
大人の中耳炎を聞いたことがなかったのですが、義妹が子供と同時に中耳炎になり熱が出た。というのを聞きました。
原因を聞きましたが、わからない・・と答えが返って来たので、元気なら絶対に中耳炎になりません!という事もないようです。
以来、私は中耳炎になったことがなかったのでビビってます。
でべそ問題(補足)
響きがかわいいので、つい笑ってしまいますが自分の子供がでべそだとちょっと気になると思います。
昔はでべそに10円玉や100円玉を押し当てて、ばんそうこうで圧迫する方法が治療法として広まっていました。
今は一般的には自然に治癒するとされていますが、あまりにでべそが大きかったりすると外科的治療が必要な場合があります。
「ママはテンパリスト」(東村アキコ)という漫画で見ましたが、作家さんの息子さんはでべそに内臓が入りこんでしまったそうです。(臍ヘルニア)
この場合は、外科的処置が必要になると描かれていました。
簡単な手術ではありますが、麻酔もするみたいです。
手術に行く前に、まずはでべそ専用の治療用ばんそうこうが開発されているので、そちらを試してみてからでもいいと思います。
かかりつけの小児科で相談してみましょう。
でべその早期治療が可能になるなんて、朗報です!
医学の進歩でこんなに病気への対応が変わってくるのかと驚きです。
私は完全に旧医学的な看病の元、育ちました。
息子が大きくなった時はきっとまた少しは常識が変わっていると思っています。
これからも今の時代の最新の情報を活かして、子育てして行きます!
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