高齢出産で初産の場合の葛藤。
無事に子供は生まれて来るのか?
本日は私の知り合いの高齢出産した方の事例、特に出産前検査をどうするかについてをご紹介しようと思います。
検査を受けるきっかけ
最近は珍しくない風潮の高齢出産。
高齢出産とは一般的に35歳以上で出産をする事を高齢出産と呼びます。
私の初めての妊娠は36歳とすでにアラフォーでした!
高齢出産で一番気になるのは子供が障害を持っていたり、ダウン症だったらどうしようという事でした。
もっと早く産めばよかった―!と後悔と無駄な焦りで不安になりましたがこればかりはどうにもなりません。
しかし確かに確立は上がりますが若ければ、絶対にない。という事も言えないので、まずは検査を受けようと思い立ちました。
まずは産院でクアトロテストを受けよう!
正式には母体血清マーカー検査と言うそうです。
妊娠15週~17週の間に受けることが出来る検査で、通院していた産院で、高齢出産なのでやんわりとオススメしてくれました。
こちらの産院では料金は15000円でした。
相場がわかりませんが病院によって費用は違うようです。
自費なので高いな。なんて思ってましたがこれで事前に何か分かるなら安いモンではないだろうか。
とドキドキしながら採血しました。
クアトロテストは血液検査で簡単に出来るのでまずはこれで…
検査でわかる事は、胎児を対象に疾患がないかの確立を算出するそうです。
ダウン症、開放性二分脊椎、無脳症を含めた開放性神経管奇形全体18トリソミーの4つの項目を調べることが出来ます。
ダウン症はわかると思いますが、開放性二分脊椎とは簡単に言えば脊髄に障害がある状態で、下半身が麻痺が生じて産まれてくることを指します。
無脳症は頭蓋骨が正しく成長せず脳に障害が出ることを言います。
18トリソミーとは18番目の染色体に異常がある状態です。
18番目の染色体に異常があると発達に遅れが見られ、特に心臓に影響が大きく、生後1年まで成長できる確率はわずか10%だそうです。
クアトロテスト結果!
10日ほどして結果が出て、先生から結果が書かれた用紙を渡されました。
カットオフ値より高い確率ならば陽性、低ければ陰性となり低ければ低い方がいいようです!
カットオフ値は何かというと35歳で出産する場合に赤ちゃんが障害をもって産まれてくる可能性が、例えばダウン症であれば295分の1を基準としてそこより高いかどうかで判定をする値ということです。
やはり年齢が上がると確率も上がるそうです。
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各カットオフ値の基準は以下のようになっています。
・ダウン症1/295
・開放性二分脊椎1/290
・無脳症を含めた~1/145
・18トリソミー1/100
どれも難しい障害ですが、そのそれぞれが上記で示したカットオフ値になっており、私は上記の基準より低かった為羊水検査をしないことにしました。
カットオフ値を割っていたら羊水検査に進むつもりでした。
検査費用もクアトロテストにくらべると格段に高く(クワトロ検査の10倍くらい)、お腹に針を刺すので胎児にも影響があるかもしれないそうです。
それでも、私はまだ羊水検査をしたかったのです。
あくまで確率なので、可能性がないわけではないと思うと不安でした。
最新の検査方法
結局、確率なのでクアトロテスト結果が良くてもダウン症の子や障害を持った子が生まれる可能性はあります。
羊水検査だと感染症や破水の危険性があるなど母体に負担がかかります。
また、現在は費用は高くなるけれど、最新の検査方法があり採血のみで行う事が出来るそうです。
ちなみにこれもやってみたかったんですが、主人に反対されました。
35歳以上で親族に染色体異常の方がいるのか、などの条件がそろっていなければ出来ないそうです。
希望すれば出来る、という事でもないようです。
いつかこの検査が保険適用になる日がくればいいなと思っています。
誰でも、不安な人が気軽に受けられるように。
五体満足で生まれることの奇跡を、妊娠して実感しました。
母親に、美人に産んでほしかった!なんて言ってました。
ごめんなさい!
まとめ
本日は高齢出産に際してクワトロ検査を受けてから羊水検査をどうするかという事例を紹介させて頂きましたが、やはりどの家庭も高齢出産となると不安はつきないようです。
管理人の私の家の場合は、34歳の妊娠、35歳の出産でしたので、ギリギリ高齢出産にかかるくらいでした。
もちろんクワトロ検査の案内は産院から頂きましたが、夫婦で話し合った結果、検査をして障害があったところで、産むという選択肢に変化はないため、検査は受けずに出産することとしました。
結果として、私の赤ちゃんの場合も五体満足で産まれました。
検査を受けてその結果からどうするかは各家庭によって様々だと思います。
外国によっては高齢出産の場合は検査を受けることが義務付けられており、障害が判明したら当然処置をするのが当たり前という国もあります。
そこまでしないまでも長い妊娠期間を安心して過ごすためにクワトロ検査を受けるのもアリかなと個人的には思います。
もちろん、結果が望ましくなかった場合にどうするかは夫婦できちんと話し合っておく必要がありますが。
私も第2子を考えるのならば完全に高齢出産となるので、検査をどうするかは予め決めておこうと思います。
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